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Adobe Creative Cloud個人プラン改定 何がどう変わる?

2025.07.06

2025年、Adobe Creative Cloudの個人向けプランが大幅リニューアル。
これまで慣れ親しんできた「コンプリートプラン」はProプランへと再編され、さらにお得なStandardプランも新登場しました。
「値上げ?安くなる?AIはどうなる?」そんな疑問に、旧・コンプリートプランと新プラン(Standard/Pro)の違い、料金・サービス内容の具体的な比較、そして「どんな人がどのプランを選ぶべきか」まで、実務の視点で分かりやすくまとめます。

なぜこの記事を書いたのか?

値上げやAIの話題で不安を感じる方、Adobeの通知で「自動的にProに?」と焦った方も多いはず。
「結局、今の自分にとって“損しない”選択肢は何なのか?」をシンプルに解説したいと考え、この記事を書きました。

この記事でわかること

  • 旧プランと新プランの違い・価格の動き
  • AI時代に「損しない」ための賢いプラン選び
  • 自動移行の落とし穴と対策

「これまで」と「これから」料金・機能の比較

    旧:コンプリートプラン新:Standard新:Pro
月額(税込・日本)¥7,780¥6,480¥9,080
主要アプリ利用全アプリ可全アプリ可全アプリ可
生成AI(画像等)標準機能:制限なし〜試験導入標準AI:月25回まで標準AI:無制限
プレミアムAI(動画/音声)×(利用不可)×(利用不可)○(月4,000クレジットまで)
Firefly外部AI××○(OpenAI等が選択可)
モバイル/WEBプレミアム△(一部制限)
クラウドストレージ100GB100GB100GB
学生・教職員割引×○(Proのみ)

※「全アプリ可」=Photoshop/Illustrator/Premiere Pro/Acrobat等、20種以上利用可

何がどう変わった?要点まとめ

● 値段

  • Standard旧プランより安い(月¥6,480→約¥1,300値下げ)
  • Pro旧プランより高い(月¥9,080→約¥1,300値上げ)
  • 「自動でPro移行=そのまま値上げ」になるので要注意!

● 生成AI(画像/ベクターなど)

  • 旧プランでは「使い放題」だった標準AI機能が、Standardは月25回まで制限
  • Proは生成AI機能が無制限プレミアムAI(動画生成・音声翻訳など)も月4,000クレジット

● モバイル・Web機能

  • Standardは一部機能制限あり(例:Adobe Expressの一部テンプレやWeb編集機能等)
  • Proは従来どおりフルアクセス

● 外部AIモデル(OpenAIなど)

  • 旧プラン・Standardは使えない
  • ProのみFirefly上で選択可能に(2025年以降順次拡大)

● 学生・教職員は

  • Standardは選べず、Proだけ(割引価格あり)

プラン選びのポイント

◆ AIをほとんど使わない/使っても月数回

Standardで十分
値段も安くなり、通常編集作業・画像加工・動画編集は今まで通りできます。

◆ AIをよく使う/AI動画や音声生成、他社AIも活用したい

Proが最適
AI画像生成・動画生成・AI音声翻訳などを多用するなら、Proで機能制限なくクリエイティブに集中できます。

◆ 迷ったら…

まずStandardで使い、クレジット不足を感じたらProへ切替でOK
有料プラン間の切替は違約金なし、いつでもオンラインで変更可。


自動でProに切り替わるので注意!

  • 旧コンプリートプラン利用者は2025年8月以降「Pro」に自動移行&新価格で継続
  • 必要な場合は自分でStandardへ事前に変更手続き必須(メール通知あり)
  • 年間プラン中でも有料プラン間なら違約金なしでダウングレード可能

まとめ

いかがでしたか?
Adobe CC個人プランは、「生成AIの使い方」で大きくコストも機能も変わります。
これまでと同じ感覚で続けると自動でPro(値上げ)になってしまうため、「今の自分の使い方」を一度見直すのがおすすめ
納得の選択で、これからも快適なAdobeライフを!


参考文献・注釈解説

今回の記事執筆にあたり、一部、下記の内容を参考文献としております。

参考資料

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