仕事は楽しくないもの。
そう、そんなもの。
楽しい仕事なんてあるわけないし、仕事が楽しいなんて言ってる人のアタマはどうかしてる。
辛いことだってある。むしろ、辛いことしかない。上司に怒られるし、先輩の付き合いもしないといけない。
いきなりよく分からない仕事を頼まれる。
それが世の中の相場。「楽しい仕事」なんて宇宙人よりも存在可能性低いでしょ。
そんな思いを持ちながら働いている人は、少なからずいると思います。
ですが、そういう人も「仕事が楽しい」と言っている人に出会うことがあるかと思います。なんなら「仕事が楽しくないなんて思ったことないよ」とまで言われる始末。
おいおい、どんなラクな仕事したらそんな感覚になれるんだよ。仕事で楽しいと思えるわけねーだろ。
これが本音の人に捧ぐ、仕事は楽しくない。のかを紐解く記事です。
僕は、ソーゾーリンク株式会社という小さな小さな会社で代表をしています。
僕みたいな組織の代表が、「仕事は楽しいモンだよ!」と言うと、社長だからそうでしょうね!と思われてしまう。
しかし、社長だからとかは関係ないのではないかと思っています。
楽しい仕事 と 仕事が楽しいことの違い
まず、整理したいのが、「楽しい仕事」と「仕事が楽しい」は似て非なるものということです。
「仕事が楽しい」は、仕事そのものが楽しいというよりも、仕事をしている状況や環境、または仕事を通じて得られる経験や達成感など、仕事に関連するさまざまな要素が楽しいと感じることを指します。つまり、仕事内容自体は難しいかもしれませんが、それを乗り越えたときの喜びや、同僚との協力、職場の雰囲気などが良いため、全体として仕事が楽しいと感じる状態です。
一方、「楽しい仕事」は、仕事の内容自体が楽しいと感じることを指します。この場合、その人が興味を持っている分野や得意とするスキルを活かしている仕事であることが多く、仕事をすること自体が喜びや満足感をもたらします。
要するに、「仕事が楽しい」は仕事を取り巻く環境や状況が良いことによる楽しさですが、「楽しい仕事」は仕事の内容自体が楽しいと感じることを指します。
そのモヤモヤの原因は、何か。どうすればいいのか。
あなたは「楽しい仕事」を探して転職をしているのに、仕事を楽しいと思ったことがないのではないでしょうか。
そして、結局は世の中に楽しい仕事なんてない、と思ってしまっている。
ここで大事なのは、前のセクションで説明した通り、「楽しい仕事」と「仕事が楽しい」は違うということをちゃんと理解することです。
モヤモヤの原因は、それをごちゃ混ぜにしてしまうことです。
「楽しい仕事」と「仕事が楽しい」の違いを理解することで、仕事に対するアプローチが変わるかもしれません。
そして、仕事内容そのものを変えるのではなく、働き方や職場環境、自分の心構えなどを見直し、積極的に改善することで、「仕事が楽しい」と感じられるようになる可能性があります。時には、仕事の内容よりも働きがいや成長の機会を重視することが、仕事を楽しむための鍵となることもあります。
「仕事が楽しい」というアイツがやっていること
仕事を楽しむことができる人は、自分の仕事に対する姿勢や考え方が柔軟で、さまざまな状況や課題に対して果敢に挑戦することが多いように感じま
す。
「仕事が楽しいという人」は、いったい何をしているのでしょうか。
仕事が楽しいという人は、仕事を楽しむための工夫をしていることが多いです。
- 目標を設定する:自分自身に明確な目標を設定し、それを達成するために努力することで、仕事に対するモチベーションを高める。
- ポジティブな関係を築く:同僚や上司との良好な関係を築き、協力して仕事を進めることで、職場の雰囲気を楽しむ。
- 新しいスキルを学ぶ:自分のスキルセットを拡張するために新しいことを学ぶことで、仕事に対する新鮮な興味を持ち続ける。
- バランスを取る:仕事とプライベートのバランスを取ることで、燃え尽きを防ぎ、仕事を楽しむためのエネルギーを維持する。
- 自分の強みを活かす:自分の強みや才能を活かす仕事を選ぶことで、自信を持って仕事に取り組むことができる。
仕事を楽しむための工夫は、人それぞれ異なります。重要なのは、自分にとって何が効果的かを見つけ、それを実践することです。
大事なのは、何もせずとも「楽しい仕事」ということに期待していないことかもしれません。「楽しい仕事」という理想に対して高い期待を持ってしまいがちですが、実際にはどんな仕事にも困難や挑戦が伴います。仕事を楽しむためには、自分自身で積極的に工夫し、努力することが必要です。
「楽しい仕事」がしたいあなたへ
何もせずに「楽しい仕事」を期待するのではなく、仕事を楽しむためには、自分自身で努力することが重要です。自分で仕事を楽しくする工夫をしていきましょう。
仕事を楽しむスキルを身につけると良いことはたくさんあります。
- モチベーションの向上:仕事を楽しむことができれば、自然とモチベーションが高まります。これにより、仕事の生産性や効率が向上する可能性があります。
- ストレスの軽減:仕事を楽しむことで、日々の業務に対するストレスを軽減することができます。ストレスが少ないと、仕事の質が向上し、職場での人間関係も良好になります。
- キャリアの発展:仕事を楽しむことで、新しいスキルを学んだり、新しい挑戦に積極的に取り組んだりすることができます。これにより、キャリアの成長や発展につながります。
- 仕事の充実感:仕事を楽しむことで、達成感や満足感を得ることができます。これにより、仕事に対する充実感が高まり、自信がつきます。
- 長期的な働き続ける力:仕事を楽しむことができれば、燃え尽き症候群のリスクを減らすことができます。これにより、長期的に健康的に働き続けることができます。
「仕事を楽しむ」スキルは、単に日々の業務を楽しむだけでなく、キャリアや日常生活、全体にわたってポジティブな影響を与えます。
長らくデザイナーとして活動していますが、いまだにデザインを楽しいと思えません。クライアントのことを考えれば考えるほど、自分が作るものに対して、もっとよくできるのではないか、もっとよくできるのではないかと、苦しくなるからです。
それでも続けているのは
ドMだから。
なんてね。