ThreadsにDM・ハイライト機能追加!

Meta社が運営するThreadsにも待望のダイレクトメッセージ(DM)機能が追加され、これまで以上に密なやり取りができるようになります。(日本はまだ未実装)
そのほか、「ハイライター」による投稿の強調が導入されたので、そのアップデートについて解説をしつつ、今後のThreadsの活用方法について考察していきます!
併せてこれまでのアップデート履歴もおさらいしていきます!
Threadsに「DM機能」本格搭載!その背景と狙い
2025年7月、Meta社はThreadsにダイレクトメッセージ(DM)機能を正式搭載しました。
これまでThreadsでユーザー同士が個別にやりとりしたい時は、InstagramのDMへ“ジャンプ”しなければならず、アプリ間の移動がストレスでした。しかし新機能により、Threadsアプリ内でシームレスにやり取りが可能に。Metaは「よりリアルなつながり」「深い会話の促進」を狙いとしており、これからのSNSコミュニケーションの中心機能として位置付けています。
- Meta公式ニュースリリース(2025年公開)1
ThreadsのDM機能の特徴とは?
主なポイント:
- アプリ下部に封筒アイコン…DM受信箱から1対1のチャットが可能
- 送信対象は自分がフォロー中/Instagram相互フォローの18歳以上
- エンドツーエンド暗号化は未実装(現状は信頼できる相手とのやりとり推奨)
- 画像や動画送信、グループDMは今後順次追加予定
従来は「Threads→Instagram→DM」という手間がありましたが、今後はThreads内で完結。SNS運用やビジネス活用で“即時対応”が容易となり、ファン・顧客との距離がさらに縮まります。
- TechCrunch「ThreadsにDM機能が追加」(2025年公開)2
Threadsの「ハイライター」機能とは?──独自性を見つける新しい“目印”
2025年にThreadsへ新搭載された「ハイライター」は、“独自性のある投稿”を自動で強調する機能です。
これは、膨大な投稿が並ぶタイムラインの中から、Meta(Threads運営)が“これはユニークだ/話題の中心だ”と判断した投稿を、特別なハイライト(色付きの枠や下線、ラベルなど)で目立たせて表示するものです。
どんな投稿がハイライトされるの?
Threadsのハイライターは、次のようなポイントで投稿を自動的に評価します。
- オリジナル性が高い(自分の体験や考え、他人のコピーではない内容)
- 会話が活発(コメント・リプライなどリアクションが多い)
- 同じテーマで継続的に発信(専門性や分野の一貫性)
- ユーザーからのエンゲージメントが多い(いいね・保存・シェア等)
- 最新トピックやトレンド性がある
これらはThreads独自のAIアルゴリズムで判断され、ユーザーの「For You(おすすめ)」やタイムライン上で、黄色や目立つ色のハイライトとともに表示されます。
ハイライターで「ハイライトされる」ためのコツ
- 独自の視点や体験を具体的に書く
- テーマ性のある継続発信(同じ分野で一貫した投稿を続ける)
- コメントや会話を生む工夫(リプライ・質問を促す)
- 転載ではなく必ず自分の見解を加える
- 普遍的な情報の場合でも、それだけを投稿するだけではハイライトされにくいと考えられます。
- 独自の視点やコメントを追加することが大切です。
- いいね・保存・シェアされやすい情報発信を目指す
- 投稿頻度と最新トピックへの反応も意識
→ “あなた自身の価値観や理念”を普段から言語化して発信すること
これがThreadsのハイライト対象になる最大のコツです。
日本でのサービス開始は未定
2025年7月現在、日本ではまだThreadsのDM機能は利用できません。米国など一部海外地域から先行リリースされ、Meta社は「できるだけ早く日本でも提供したい」と発表しています。
日本展開の時期は未定ですが、年内にも開始される可能性が高いでしょう。マーケターやSNS担当者は、海外版の最新動向を追いながら、自社アカウント運用方針を今から準備しておくのがおすすめです。
ソーゾーリンクが考える「独自性」とは何か?
Threadsや現代SNSの本質は「独自性」の方向に進みつつあります。
膨大な情報とAI生成コンテンツが溢れる中、「その投稿が誰の“想い”から生まれたのか」がますます価値を持つようになっています。
独自性=発信者の理念・想い・考えの言語化。
流行りやバズフォーマットを模倣するだけではなく、普段から自分の信念や体験を言語化すること——それが、Threadsのアルゴリズムでも高く評価され、結果として「選ばれるアカウント」になる近道です。
Threads DM機能アップデート:まとめ
Q. 今回、Threadsにどんな新機能が追加されましたか?
A. Threadsアプリ内でダイレクトメッセージ(DM)が使えるようになりました。今後はThreads単体でやり取りが完結します。
Q. 日本でもThreadsのDM機能は使えますか?
A. 2025年7月現在、日本ではまだ利用できませんが、「できるだけ早く日本でも提供予定」とMeta社が発表しています。年内の展開が期待されています。
Q. 対象となるユーザーや年齢制限は?
A. 18歳以上で自分がフォローしているThreadsユーザー、またはInstagramで相互フォローしているユーザー同士で利用可能です。
Q. グループチャットやファイル送信は?
A. 現時点では1対1テキストのみ。グループDMなどは今後のアップデートで実装予定です。
Q. Instagram DMとの違いは?
A. Instagramはビジュアル重視のDM。Threadsはテキストベースでアプリ内完結のシンプル設計です。
Q. セキュリティ面は?
A. エンドツーエンド暗号化は未実装。今後のアップデートに期待しましょう。
Q. DM機能がもたらす注目ポイントは?
A. 双方向コミュニケーションや即時の問い合わせ対応など、エンゲージメント強化・ビジネス活用の幅が広がります。
Threads アップデート年表(2023〜2025)
2023年7月
- サービス正式リリース(日本でも開始)
2023年10月
- 投稿編集機能(5分以内編集)
2023年12月
- 音声メッセージ投稿、検索機能強化
2024年3月
- 分散型SNS(ActivityPub)対応テスト開始
2024年7月
- Web版機能拡充
2024年10月
- カスタムフィード機能追加
2025年5月
- 複数リンク掲載、分析機能強化
2025年7月
- DM機能(米国等)、ハイライター機能(独自性強調)リリース
(※今後、グループDMやさらなる受信箱カスタマイズ機能も予定)
いかがでしたか?
ThreadsのDM機能は、ただの「新しい機能」ではなく、あなたの“独自性”がより評価され、価値を発揮できる土台の拡充です。
まずは、自分や自社の理念・想いを、短い言葉でもThreadsで発信してみてください。そしてDM機能を活用し、フォロワーや顧客と“本物の対話”を始めてみましょう。
参考文献・注釈解説
今回の記事執筆にあたり、一部、下記の内容を参考文献としております。
参考資料
- Meta公式ニュースリリース(2025年)
- Meta公式ニュースリリース, https://about.fb.com/news/2025/07/threads-dm-release
- TechCrunch「ThreadsにDM機能が追加」(2025年)
- WIRED Japan「新時代のSNS運用論」(2024年)
- WIRED Japan, https://wired.jp/article/threads-sns-marketing-2024,
注釈解説
- Meta公式ニュースリリース, https://about.fb.com/news/2025/07/threads-dm-release, 2025年 ↩︎
- TechCrunch, https://techcrunch.com/2025/07/threads-dm-feature, 2025年 ↩︎