【Adobeで映像を作る】001 大まかな手順 Prelude編」 「【Adobeで映像を作る】002 大まかな手順 Premiere編」 に続く第3弾です。 編集をしたPremiereからファイルを引き継いで何をするか を話していきます。 今回は長めです。
編集の大きな流れ(Pl→Pr→Ae)
僕が映像の編集業務で使っているソフトは3つ。- Adobe Prelude(Pl)
- Adobe Premiere(Pr)
- Adobe After Effects(Ae)
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(手順1)Prelude(プレリュード)で素材の整理
このPreludeというソフト、映像をやってる人でも使ったことがないことが多いです。 詳しくは後述しますが、使った方がいいです。(手順2)Premiere(プレミア)で編集
素材のカラコレから、カット割り、BGMやSEなどの音付けまで行います。(手順3)After Effects(アフターエフェクツ)で上モノ追加 ←これ
特殊効果的なものや、アニメーション素材など追加を行います。(おまけ)Premiereに戻して最終仕上げ
After Effectsで処理したモノを、もう一度Premiereに読み込んで、 音声の調整などを行います。 これが大きな流れです。 ではさっそく説明してきます。 ※今回は、After Effects部分の説明のみ。Premiereで編集したモノを読み込んで後処理
After Effectsで行うことのキーワードは「後処理」です。 例えば、映像の質感を変えたり、実写映像にアニメーションを合成したりします。 細かいテクニックはまたの機会に話すとして、筆者が業務としてAfter Effectsで行っていることを書いていきます。アニメーション
例えば、タイトルロゴで文字が筆順に描かれていくものや、 タイプライター風の現れ方 図版の棒グラフや円グラフなどが伸びたり、円心状に描かれながら現れる場合 その他、様々な実写以外のイラスト素材の動きをつけていきます。Ai素材にアニメーションをつける
Ai(Adobe Illustrator)で作成したファイルはレイヤーを維持したままAeに読み込めます。 なので、アニメーション付けをする素材は、アニメーションの動きを想定してレイヤー分けを行いながら作成します。 この項目についてはまた別記事にしたいと思います。飛び道具系のエフェクト追加
キラキラしたり、ぼかしたり、様々なエフェクト処理を必要に応じて行います。 ポイントは、いかにシンプルなエフェクトで最大限の効果を出すか。 マシーンスペックが高くても、メモリなどの使用領域の節約は大切だし、 たくさんエフェクトを使用すると、ファイル自体が重くなるのであまり良くないです。映像の質感出し(カラグレ)
映像の最終仕上げと言ってもいいと思います。 カラーグレーディングです。 全体的な質感の統一が目的です。 世の中に出ている映像作品はほとんどカラグレされているといっても過言ではないです。 (ドキュメンタリーなどは違いますが。)エフェクト掛けは調整レイヤで行う
上記のエフェクトは、映像レイヤの上に調整レイヤを作成し、そのレイヤで処理をします。 調整レイヤでエフェクト掛けをする利点がいくつかあります。エフェクトの吟味ができる
同じ場面(TC)に複数の調整レイヤを配置することで、- 使用エフェクトの選択
- エフェクトの組み合わせの変更
- より複雑なエフェクト処理